今回読んでみた時短家事おすすめ本は、知的家事プロデューサー・本間朝子さんが書いた、「名もなき家事を楽しく減らす法」という本です。
名前もないような日常の細かな家事に着目し、その解決方法を78項目にもわたって取り上げてくれているお役立ちな本書。
一部内容を取り上げながら、書籍の内容をご紹介していきますね◎
「名もなき家事」っていったい何?
みなさんは、「名もなき家事」という言葉を聞かれたことがありますか?
本書によると、この言葉は、大和ハウス工業とNPO法人tadaima!の三木智有さんによる問題提起から生まれたそうです。
家事と言えばみなさん「料理」や「洗濯」、「掃除」や「ゴミ出し」などが思い浮かぶと思います。
しかし、そんな代表的な家事の背景には、実はたくさんの「名もなき家事」が潜んでいます。
たとえば、「食材の買い出し」「献立決め」「裏返った靴下を戻す」「ごみ袋をゴミ箱に設置する」などなど。
みんなが家事として意識していないような小さな作業の中にこそ、家事の大変さやストレスがぎゅっと詰まっているんですね。
さらにわかりやすく、本書の中から一部引用をさせていただきます。
たとえば、ペットボトルやビールの空き缶を捨てるとき。ただそれらをゴミ置き場に出せばいい、というわけではありません。
- 空のペットボトルや空き缶をキッチンに持っていく
- 中を水ですすぐ
- 乾かす
- ラベルをはがす
- 分別してゴミ袋にまとめる
- それぞれのゴミ出し指定日に捨てに行く
これだけの作業があります。
こうした作業なくしては、空のペットボトル1本、家から排出することはできません。誰かがこれをやっているから、家の中にペットボトルや空き缶が溜まらないのです。
(引用:「名もなき家事」を楽しく減らす法 P3~4)
みなさんのお宅、空のペットボトル、溜まっていませんか?
実はうちのキッチンにも、ラベルはがし待ちのボトルが数本並んでいます(汗)
耳が痛いですよね…。
こうした小さな小さな「名もなき家事」に、ちゃんと名前をつけて向き合っていくこと。
そうして、作業工程を減らして家事を時短していく方法が、沢山紹介されているのが本書なのです◎
「名もなき家事」は5つの法則ですべて解決できる
本書では、名もなき家事をすべて「5つの法則」に当てはめていけば解決できると提案されています。
法則の内容については、ぜひ本書を読んでみてくださいね。
内容は「確かに、言われてみればそうだ」と思うものばかりですが、ついつい見て見ぬふりをして対策をしていないものが沢山思い浮かびました。
こうして体系立ててまとめて提案してもらえる事で、改めて「対策を先延ばししていないで、ちゃんと取り組まなきゃ」と、思わせてくれる内容でした◎
「名もなき家事」を解決する具体例3つをご紹介
本書で紹介されている「名もなき家事」を解決する78個の具体例。
「どんなことが書かれているの?」
と気になる方もいらっしゃると思うので、私が実際に参考にした中から3つだけ、ご紹介してみますね。
1.洗った布団カバーを布団にセット→裏返して装着する
これ、この技、めちゃくちゃ良かったです!
みなさん、布団カバーを掛け布団にセットするときって、ものすごくイライラしませんか?
布団カバーに手を突っ込んで、角と角を合わせてひもを結んだつもりが、場所が間違っててうまくセットできなくて、やり直して……。
焦っているときほど失敗してしまい、「ああ~、もう!」と、いつもひとりで頭を抱えています。
それが嫌で、我が家の場合、敷布団カバーよりも掛け布団の方が洗濯回数が少なくなりがちでした(汗)
ですが、この本のやり方は全然ちがう!
布団カバーをかけるときは、裏返しにしてファスナーを閉めた状態で布団に乗せます。そしてカバーのひもをすべて布団に結び、ひっくり返してファスナーを閉めれば完了です。
(引用:「名もなき家事」を楽しく減らす法 P99)
なるほどー!そんなやり方があったなんて!!
私では「裏返して紐を結ぶ」という発想自体思いつけなかったので、この方法を知って布団カバーの交換が劇的に時短されました。
2.布団を干す前に、ベランダの手すりや物干しざおを拭く→ストッキングを結んでおく
なるほどー、ストッキングか!そうですよね!
古タオルを持って行って朝露や砂ぼこりを拭いて……って、面倒くさいんですよね。
持っていくのを忘れて「まあ、いいか」ってそのまま布団を干してしまうと、乾かしたいのか汚したいのかわからない状態になってしまって、すっきりしない。
何かいい方法ないかな…ってずっと思っていたんです。そうかーストッキングかー!
ストッキングなら、結んで吊るしておけるし、さっと横に滑らせるだけで軽い汚れも落とせますよね。
これ、まだ実践していなかったので、明日やります。という訳で、メモを兼ねてのご紹介です。
3.調味料の補充・交換→調味料のボトルに「残量ライン」を引く
醤油やみりんなど、普段あまり買いかえない調味料類。
気が付くと切れていたりして、その日の料理に困る事って「あるある」ですよね。
実際になくなってみないと「買わなくちゃ」という気持ちが起こらないので、いつもなくなってから慌ててしまいます。
そんな小さな「名もなき家事」にも、ちゃんと提案が書かれていました。
もうすぐ切れそうだなと感じる量のところに、油性マジックでグルッと目立つようにラインを引きます。目印があることで、「気になっていたけど、いつのまにか切れていた」ということが防げます。
(引用:「名もなき家事」を楽しく減らす法 P47)
これ、ちょっとしたことですがとてもいいですね。
視覚的にわかるので、頭で意識しなくてもよくなって、脳ストレスがひとつ軽減されました。
醤油系は写真だと見えづらいですが、実際には使用時にちゃんとラインが見えるので問題なしです◎
このように、「ああ、なるほど!それは思いつかなかった…」と思わずうなるような、かゆいところに手が届くような、そんな小技が沢山のっているのが本書です。
78項目も紹介されているので、あなたに合った小技もきっと見つかるはずですよ◎
「名もなき家事」に日々追われている方はぜひ読んでみて◎
他にも、「食べ終わったお茶碗のご飯粒をとる」とか、「雨の日の玄関問題」など、気になる時短家事のコツが沢山詰まっている本書。
日々「名もなき家事」に追われて疲弊している方にとっては、きっと沢山のアイデアと出会える一冊になると思います。
気になる方は、ぜひ楽天やAmazonで口コミをチェックしてみてくださいね。
このブログでは他にも時短家事に役立つ本の紹介や、家事のノウハウについて紹介をしています。
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