こんにちは!時短家事大好き主婦のマミ(@makokaji_mami) です♪
6月に入り、私の住んでいる地域でも梅雨入り宣言が出されました。
梅雨は、しとしとと降り続く長雨が印象的な美しい季節です。
けれど最近の梅雨は、ものすごく暑いかと思えばバケツをひっくり返したような大雨が降ったりと、まるでお天道様が大暴れしているような極端な日も多いですよね。
そんな天候の安定しない梅雨の時期には、なんだか身体も頭も重たくなって、家事をするのがおっくうになってしまいます。
「今日は何もかもやる気が起きない…」っていう日、ありますよね~。
つい自分の怠け心が恨めしく感じてしまいますが、実はその心身の不調、気圧の変化(低気圧)のせいかもしれません。
低気圧になると家事をやる気がおきなくなる2つの理由
気圧の変化によって身体や心に変化を感じる症状は、「気象病」という名前で呼ばれています。
雨の前日や台風の日など、気圧に大きな変化が起こるときに、頭痛やめまい、だるさ、ふらつきなどを感じるのが特徴です。
また、人によっては古傷が痛んだり、気分の落ち込みなど精神的にも不安定になって、生活に支障を及ぼします。
こうした気圧の変化を身体で感じやすい方は、普段はなんなくこなせているはずの家事や仕事が、しんどくてやる気になれなかったり、頭がぼーっとしてしまったり、つい横になったりしてしまうのです。
では、気圧の変化が身体に大きな変化を与えるのはなぜなのでしょうか?
1.血管が広がることで神経を圧迫してしんどい
昔、理科の時間に習った圧力の授業を思い出してみてください。
外の圧が下がると、反対に中の圧が上がってバランスをとろうとする働きが起こります。
子どものころに、ピクニックに小包装のお菓子を持っていったら、袋がパンパンになっていてびっくりした!という思い出はありませんか?
これも外圧と内圧の変化によるものです。
このお菓子と同じことが、身体の中でも起こっているのです。
外の気圧が下がると、血管内の圧が上がって、膨張した状態になります。
そうしてまわりの神経を圧迫して、頭痛などの不快な症状を引き起こしてしまいます。
2.自律神経が乱れることで、体調が乱れしんどい
鳥には、気圧の変化を身体で感じとる能力があると言われています。
気圧の変化を感じとることで、自分の飛んでいる高さや天気を正確に把握することが出来るのです。
同じように人間にも、気圧の変化を感じとる能力があることが、2019年の愛知医科大学の研究で発表されました。
今回の研究成果により、平衡感覚のみを感じていると考えられてきた内耳の半規管に気圧の変化を感じる能力があることが明らかになった。
(中略)
人間も同様に、天気の崩れによって前庭器官が気圧の微妙な変化を感じ取り、その情報が脳に伝わることで、古傷や持病の痛みが起きたり、めまいや気分の落ち込みといった不調が起こったりすると考えられるという。
内耳(耳の器官)が気圧の変化を感じとることで、自律神経のバランスが変化します。
自律神経の乱れに敏感な方は、このときにめまいやふらつきなど身体の不調を感じやすいのです。
私自身も、雨や台風の日には、耳鳴りやめまいを感じたり、気分が落ち込んでつい寝込んでしまい、家事がまったくはかどりません。
そこで、気圧の変化による体調不良への対処法をいくつか調べて実践してみました。
「低気圧で家事をしたくなくなる」気象病への対処法5つ
1.頭や耳のマッサージを行う
まずは血行を改善するために、頭や耳をマッサージしてみましょう。
意外と頭は凝っているもので、5本の指の腹全体を使って頭皮を揉みこむようにマッサージするととても気持ちが良いです。
また、髪の毛の根元を掴んで痛くない程度に軽く引っ張ると、頭皮と血管の間にスキマが出来て血行が促進され、頭がすっきりとしてきます。
同じように耳も、耳たぶをつまんで上下左右にひっぱったり、回したりして動かしてみましょう。
上でご紹介したように、気圧の変化は耳の中の内耳で感じ取っているので、耳をほぐすのは自律神経を整えることにもつながります。
また、別記事でご紹介したように、身体に刺激を加えることで脳の回転率も上がると言われています。
実際に私も試してみましたが、セルフマッサージを行なうことで、低気圧でやる気を失った脳もすっきりリフレッシュされるのが感じられました。
2.睡眠や休息をとり、身体を休める
自律神経が乱れてしんどいときに何より大切なのは、きちんと休息をとることです。
「雨が降ってしんどいけれど、動かなくちゃ」
と気を張ってしまうと、出来ない自分とのギャップでどんどんしんどくなりますし、自己肯定感も失われてしまいます。
雨が降ってしんどいのは、「気象病」という名前もついているとおり、決して気のせいではありません。
毎日ではないのだし、あなたがさぼっている訳でもないのだから、しんどい雨の日くらいは少々お皿が洗えていなくても、洗濯物がたためていなくても問題ないんです。
お皿はとりあえず水につけて寝てしまって、しっかり疲れをとってから翌朝洗うような日があっても私はいいと思います^^
3.生活リズムは出来るだけ乱さない
ただし、休息をとるといっても、極端に朝寝坊したり、昼に寝て夜眠れない、昼夜逆転のような生活になる事は避けたほうが賢明です。
もともと気象病は、気圧が下がることで起こる自律神経の乱れによって引き起こされている症状です。
ですので、さらに生活のリズムを崩して自律神経を乱すような事をしてしまうと、さらに症状が長引く可能性も出てきます。
私も、休みの日だからと言って遅くまで寝てしまうと、結局夜まで回復できず、一日を無駄にしてしまう日がありました。
雨や台風で憂鬱な日も、なるべくいつも通りの時間にいったんは起きてカーテンは開ける、規則正しく食事をとるなどのリズムを守ったうえで、身体を休める方が良いようです◎
4.暴飲暴食は控える
同じ理由で、暴飲暴食も控えておきましょう。
私はどうしてもやる気がでないと食べることに逃げてしまうのですが、食べ過ぎると胃腸に負担がかかり、消化に体力をとられてしまうため、疲れの回復が遅くなってしまいます。
また、甘いもので無理に血糖値を上げて気合を高めても、結局そのあと血糖値が下がってしまえば、まただるい気持ちに押しつぶされてしまいます。
雨が降ってしんどい日には、胃腸に負担がかかるような焼き肉やお菓子で気持ちを奮い立たせるのではなく、消化によいおうどんや温野菜で身体を休めてあげたいですね◎
4.事前に気圧が下がることを知っておく
朝なんだかしんどいわ、と思って外を見たら、なんと大雨…。
「今日ははりきって料理を作ろうと思ってお肉を解凍したのに、とても作れそうにないし、どうしよう…。」
そうならないためにも、事前に気圧が下がることを知っておけば、仕事の予定を調整したり、夕食のメニューを簡単なものに変更しておくことが出来ますよね。
こんなとき役に立つのが、気圧の変化をグラフでお知らせしてくれるスマホアプリ。
「頭痛ーる」というアプリなのですが、かわいいネコちゃんが数日先までの気圧の変化をグラフで視覚的に教えてくれるので、急な体調不良にも事前に備えることが出来るのです。
私も、通常の天気予報アプリと合わせて、かかさずチェックするようにしています。
広告は表示されますが無料ですし、とてもわかりやすいので、気圧に敏感な方は一度使ってみてくださいね。
5.どうしても辛いときには、医師や薬剤師に相談する
どうしても辛くて自分だけでは対処しきれない時。
また、家事や仕事、育児など生活に重大な支障が出るときには、迷わず医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。
自分一人では解決できないことも、専門家の知恵を借りると思わぬ解決法が見つかったり、お薬を処方していただくことも出来ます。
受診する科の目安は、次の通りです。
- 自律神経の乱れが気になる場合…内科、神経内科
- めまいやふらつきが気になる場合…耳鼻咽喉科
- 気分の落ち込みなど精神的な症状が強い場合…精神科、心療内科、メンタルクリニック
- 頭痛や古傷の痛みが強い場合…頭痛外来・ペインクリニック
また、場合によっては脳外科を勧められることもあるようです。
もし、普段通っているかかりつけの病院や信頼できる医師がいる場合には、まずそちらで相談して、適切な科を紹介してもらうと良いでしょう。
参考に、元町耳鼻咽喉科の先生のブログで気象病について触れていらっしゃるのを見つけたので以下に貼っておきます。
参考リンク:6月のブログ めまい 耳鳴り 耳閉感
また、市販薬でも小林製薬から、低気圧不調に対応した漢方薬が発売されています。
こちらもドラッグストアで薬剤師さんに相談することが出来ると思いますので、気になる方は相談の上利用してみてくださいね◎
低気圧の日は家事も無理しない!たまにはできない日があってもいいじゃないか
雨の日に身体や心に不調を感じる気象病は、男性よりも女性に圧倒的に多いそうです。
そのため、不調を感じづらいご主人にはなかなか理解してもらえない…という主婦の方もいらっしゃいます。
自分の身体の内面の変化を人に伝えるのはとても難しい事ですが、せめて一緒に暮らす家族には「自分が雨の日には調子が悪くなること」を説明して、理解をしていただけるといいですよね。
そうして、毎日の事ではないのだから、辛い日くらいは多少の手抜きも見逃して、のんびりと過ごせたらいいのになと思います。
雨の日の不調をうまくやり過ごして、前向きに梅雨の季節を楽しんでいきたいですね◎
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